3月定例会で行った一般質問その1「飯能市の職員間連携2040年問題への取り組みについて」

【職員間連携 2040年問題への取り組みについて】

2040年問題 皆さんは聞いたことはありますか?

近く訪れる2025年問題はご存知かもしれません。

現在70歳前後の団塊の世代が後期高齢者となり、社会保障など様々な問題が生じるといわれております。

そのために国は女性の働き方、増税なりで対策をしているわけです。地域でのコミュニティを活発に、というのもその一つです。

さて、2040年問題。21年も先のことです。国の方、県議員に聞いたことがありますが、一様に難しい問題で今はわからないと。それが間違った答えだとは思いません。

団塊ジュニアである、私。

21年先は66歳、高齢者です。 2025より私は深刻になるのではと思っております。

推計値ですが、65歳以上の人口は2025年も2040年もほぼ横ばいです。何が違うか?生産年齢人口が圧倒的に少ない。

今回は、2040年問題は大変です!どうするんですか??ということを質問したのではありません。

今から飯能市はこうすべきと
正しい方向性を導くことが出来る力を蓄えること
未来のなりたい飯能を思い描くことが
非常に大切なのではないか。
そのために今できる準備は?という視点考えから
今回の質問に至りました。

鍵のとるのは、その時
行政の中心となる飯能市の若手職員の皆さんです。

今後、政策間連携がますます重要となり、
横のつながりを活性化させなければなりません。
実際21年後に行政の中心にいる若手職員で
今から全庁的に連携し、
持続可能なまちづくりには何が必要かを
政策提案ができるチーム、「2040プロジェクト」を
開始してはどうだろうか
ということを提案させていただきました。

また、若手職員へは他の期待もあります。
若い方は行政や政治に興味がない、というか
自分とは違うところで行われている難しいもの、と
とらえる方もいると思います。
同世代の市民に同じ世代の目線で 
将来に備えた提案を発信していただきたい。

皆でタッグを組み、
困難な時代に迎え撃つ準備を早めに開始することを
ご検討いただきたく 見解を伺いました。

執行部からの返答としては
「熱意のある職員を一人でも多く育成し将来の飯能市の発展に向けた政策を立案する仕組みづくりが必要。こうしたことからも、『2040プロジェクト』は、たいへん有効であると考える。」
と前向きな答弁でした。

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国立社会保障人口問題研究所の最新の推計データで飯能市の人口ピラミッドを作成いたしましたので参考にご覧下さい。

ふたつめのデータがわかりやすいと思うのですが、2025年も2040年も、あくまでも推計値ではありますが65歳以上の人口は約2万6千人とさほど変わりがありません。
が、グラフのオレンジ色の部分、生産年齢人口 15歳~64歳の人口が 2040年には圧倒的に少なくなります。
文科省の体力・運動能力調査や日本老年学会などの調査では高齢者の身体面の変化はこの10年から20年で、5歳から10歳若返っているとの調査結果が出ていることから、この先、生産年齢人口の定義や定年の年齢も変わるかもしれません。

2040年のデータでは オレンジの生産年齢人口29261人と65歳から74歳の前期高齢者10464人を足して39725人という人数を出しております。
これは2025年の15歳から64歳の40818人と ほぼ同数であり若いころと同じような働きはできないかもしれませんが、知識と経験の多い65歳以上のかたも活躍して頂き、乗り越えていこうという思いでお示しいたしました。

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